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フランスの経済学者トマ・ピケティ。彼の著書『21世紀の資本』は分厚い経済書であるにもかかわらず、世界中で異例のベストセラーとなりました。
『21世紀の資本』がこれほどの話題になったのは、ピケティが膨大な歴史データを駆使して、富を持つ人とそうでない人との格差が拡大しているという事実を明らかにしたからです。
ピケティ理論のエッセンスとなっているのは、r > gの法則と呼ばれているもので、歴史的にいつの時代も、資産の収益率(r)が所得の伸び(g)を上回っており、これによって富を持つ人とそうでない人の格差が拡大しているといいます。
今後、世界経済の成長率鈍化により、
格差拡大がさらに顕著になると予想し、資産を持っている人は、
その資産を運用することでさらに富を増やすことができるとのことです。
かつて私はg型人間でした。というより、考えてもみませんでした。
安定企業に就職できれば安泰、年に2回のボーナスと有給休暇を楽しみに、多少の不満があっても、そこに疑問はありませんでした。
でも気付いたのです。
他人事ではなく、当事者として考え直しました。
ロバート・キヨサキ氏も言っておられますが、労働収入には限界があります。
お金のために働く人、お金に働かせる人。
私は、やっと働いて収入を得るということ?、を見直しました。
「ダラダラ残業している人の方が、残業手当も稼いでいるし、上司のウケがいい」
「会社から有給休暇をすすめられても、こんな忙しさでは休めるワケがない」
こんなセリフ、よく耳にしませんか?
日本における労働時間の長さと非効率性を、端的に物語っています。
厚生労働省が10月中旬に発表した「就労条件総合調査」(2015年)によれば、常用雇用が30人以上の4432法人のうち、2014年の年休取得割合は、47.6%に過ぎません。
100%近い国もある欧州や70%台のアメリカなどと比べても、日本は依然として先進国の中では最低水準を記録し続けています。
日本企業には多かれ少なかれ、総じてこのような風潮が蔓延しています。
こんな状況に不満がないわけがありません。
でも雇われている以上、どうすることも出来ない。
そうなるとどうするか?
危険なのは、残業代や評価を得るために自らそんな働き方をしてしまうこと…でしょうか。
はたらけど
はたらけど猶[なほ]わが生活[くらし]楽にならざり
ぢっと手を見る
啄木がこれを詠んだ明治末も、暮らしは楽ではなかったようです。
今も昔も変わりません。
生活を楽にすることが可能なら、楽にしましょうよ!
格差社会において、どちらの層に属するかは自分次第です。
不満や不安があっても、それを改善しようと思わなければ何も変わりません。
我慢の現状維持ではなく、今以上に良くするのです。
ただ家計を支える主婦としては、資産運用といっても、運用できる資産なんてないし、リスクは避けたいと思いますよね。当然です。
でも、何かできることがないだろうか?
大きなことは無理だけど、
小さなことなら出来るかも・・・
あります!
僅かな資金で負担なく、
将来不労所得・権利収入を得るために、今始められること。
厳しい社会に取り残されることなく、今から出来ることを少しずつ始めてみませんか?
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